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温暖化問題の根拠となったIPCC報告書 次回は信頼性を取り戻せるのか

2011.1.23 07:00 (1/4ページ)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110123/scn11012307010006-n1.htm
 地球温暖化問題で、科学的根拠として引用されてきた国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の評価報告書。現在、2014年の第5次の報告書にむけて作業が始まっている。第4次は記述に一部誤りが見つかり信頼性を疑う声もあった。全体として問題はないという結論が出されているが第5次作成にあたっては、信頼性を確保していかなければならない。報告書は政府の国際交渉にも影響する。何が改善され、何が行われているのか。

信頼性は回復できるか


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地球環境問題と科学者の使命 御園生 誠


ここから引用:
地球環境問題と科学者の使命

御園生 誠 *

 科学・技術が社会に与える影響は,地球温暖化の問題の場合,とりわけ大きくなっています.そこで,この問題を取り上げ,科学者の果たすべき役割について考えます.
 昨年12月,地球温暖化防止のため,第15回気候変動枠組条約締結国会議(COP15)が皮肉にも厳寒のコペンハーゲンで開催され,各国の利害をかけた緊迫した駆け引きの末,結局,合意が得られませんでした.その議論の基礎となったのが科学者の集まる気候温暖化に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change : IPCC)の報告です.本来,この報告書は既存の知見を科学的に整理したもので,政策的提案を含んでいないのですが,いつの間にか,国際政治とマスメディアのダイナミクスの中で変質し,大きな政治経済的影響力を発揮するようになっています.実は,IPCC報告には,21世紀末の気温上昇を2℃以下にすべきだとか,2050年に二酸化炭素排出を半減すべきだとは書いてないのです.
 地球温暖化を実感するとか,温暖化のために南洋の島が沈むとか,は明らかな誤解です(地球平均の気温上昇は約0.01℃/年,海水面上昇は約2mm/年で毎日・毎年の変化よりはるかに小さいのです).また,将来に関するシミュレーションの基礎となる科学はまだ確実性が低いうえ,最近のクライメートゲート事件やヒマラヤ氷河事件などによりIPCC報告書自身の信頼性が揺らいでいます.このように正しい認識を欠いたまま形成されている世論を正すことは科学者の第一の責務ではないでしょうか.
 次に,温暖化防止対策における科学・技術の出番ですが,新エネルギー(新・再生可能エネルギー)を導入し,電気自動車を走らせれば,すぐにでも脱化石資源が実現できると思うとしたらそれは幻想です.量的関係と時間軸が間違っています.今のところ,これらエネルギーは量的にわずか.そのうえ,高価で,二酸化炭素の削減効果も小さいのです.世界の発電量が風力>地熱>太陽光で,これらを合わせても全エネルギーの1%程度だということをご存知でしょうか.化石エネルギーが80%,残りは,在来型バイオマス(薪〔まき〕など)(約10%),原子力(6%),水力(2%)です.今は,焦って新エネルギーを大量に普及させるのではなく,技術革新に努め,優れた技術を育ててから,21世紀後半の普及を目指すべきだと考えます(拙著『新エネ幻想』).
 不確実性が高い中で可能な限りの科学的な予測をもとに妥当な対策を講じ(過剰な対策も危険),効果をモニターしながら対策を柔軟に修正することが大事です.このような作業に科学者が大いに力を貸すべきです.ところが,科学者の中でさえ,利益誘導や付和雷同の風潮,体制にすり寄る傾向がみられます.今こそ,科学者は,胸に手をあて「科学の基本倫理」(科学・技術のあり方)を真摯〔しんし〕に考え行動すべきです.そうしないと,世界も国も道を誤ることになります.
 科学者の役割をまとめると,まず,現実の認識と対策に関する判断基準を社会に提示して,社会に正しい判断を促すことです.宇宙船地球号が正しい方向へ進むよう,科学者は力を合わせ羅針盤の役を果たすべきではないでしょうか.そして,その方向に向け,それぞれの専門性を生かして科学技術イノベーションの創出に力を尽くすべきだと考えます.

*東京大学名誉教授,日本化学連合会長

2010年4月30日 日本学術会議 公開シンポジウム「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)問題の検証と今後の科学の課題」全記録

2010年4月30日 日本学術会議 公開シンポジウム「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)問題の検証と今後の科学の課題」全記録 岩上安身オフィシャルサイトより
http://iwakamiyasumi.com/archives/7

クライメートゲート事件の意味するもの1

クライメートゲート事件とは、地球温暖化論の元締めIPCCの中心人物、気候学者フィル ジョーンズのメール漏洩に端を発した温暖化データ捏造疑惑事件である。

数千通のメールが暴露され、フィル ジョーンズ氏を中心とするIPCC派気候学者の暗躍は、多岐にわたり、驚くべきものがある。あまりにもいろいろな問題が指摘されているので、私自身、混乱しそうだ。そこで、この問題で一番重要と思われる一点に絞ってその意味することの重要性を指摘したい。

結論から書くと、クライメート事件で出てきた疑惑によって、地球温暖化論は、科学的な根拠を失った。ということである。

メールでは、地球平均気温の捏造を疑わせる記述が多数見つかっている。つまり、クライメート事件の核心は、データ捏造疑惑なのである。そして、その疑惑をいまだに晴らすことができていないのである。

科学者が論文に用いたデータの捏造疑惑を指摘されたら、どうするのがいいか。データを公表し、データ捏造ではなく、データの適正な補正であると証明すればいいのである。しかし、この簡単なはずのことができないでいる。データに手を加えていることは確かなのだ。本人も認めている。この手を加えたということが適正な補正なのか、不正な温暖化の捏造なのかが論点だ。

この場合、証明責任は疑惑を持たれた者にある。なぜなら、第三者の検証に耐えうるということが科学の基本的な要件だからである。地球温暖化論に用いられている基本データ=地球平均気温データは、この要件を満たしていないのである。科学の基本要件を満たしていない。つまり、地球温暖化論は、科学の要件を満たしていない。科学ではなくなったのである。

気候学者フィル ジョーンズは、なぜ、データに手を加えた理由、生データ、補正データ、その補正方法の公表ができないのか?彼によれば、データをなくしてしまったのだそうだ。あきれた話。

この点を最も簡潔に指摘しているのは、赤祖父俊一 アラスカ大教授。

ここから引用:
「クライメートゲート事件とコペンハーゲン会議」赤祖父俊一 アラスカ大教授
http://oilpeak.exblog.jp/12550548
(前略)科学ではどんなすばらしい実験や解析結果であっても、他の研究者が再現できないものは認められない。この場合、数字を変えた理由とその数字自体を発表しない限り、誰もIPCCの温度のデータを再現できないのである。それは科学ではない。すなわち、IPCCのデータは誰も使えないのである。(中略)気候学は、政治、報道から一日も早く離脱して、純学問に戻るべきである。そうしないと気候学と呼べなくなる。IPCC のデータは使えない。IPCCはこれを機会に廃止されるべきである。(後略)


さらに付け加えると、世界の気温データは、人類の財産である。そのデータに手を加え、手を加えた理由を説明できない、正当性を証明できない、生データを公表できないとはどういうことか。気温データは、地球温暖化研究だけに用いるものではない。農業、漁業などの研究には不可欠だろう。

クライメート事件の核心は、データ捏造=人類知への冒涜なのである。

この件は、あまりにも重大なので、科学者の間で大変な議論になっている。IPCCは、その組織そのものの存続の危機を迎えているようである。遅かれ早かれ、廃止されることになるだろう。根拠を失った地球温暖化対策も中止されるに違いない。

しかし、それは、早いほうがいい。

日本ではこのことがほとんど報道されていないので、動きは遅い。アメリカから地球温暖化論の崩壊は始まるだろうが、我が日本こそ真っ先に地球温暖化対策廃止に動いてほしいという願いを込めて、これからこの事を、さらに詳しく次回から説明したいと思う。

地球温暖化論の基礎が怪しくなっている。近年の地球の地球平均気温がわからなくなっている。。学者によっていうことが違うのである。ある学者は、寒冷化していると言い、ある学者は、温暖化は止まっていないとしているのである。もう、どっちだかわからなくなっているのだ。フィル ジョーンズ氏は、この15年は統計的に有意な気温上昇は認められないといっているようである。

「事実は、われわれは現在、温暖化現象の欠落について(lack of warming)説明出来ないということだ。まるでパロディだよ」


ここから引用:
「 CO2地球温暖化説を推進するIPCCや鳩山政権の活動への疑問 」2009年12月05日 桜井よしこ
『週刊ダイヤモンド』   2009年12月5日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 816
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2009/12/05/%E3%80%8C%E3%80%80co2%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E8%AA%AC%E3%82%92%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%99%E3%82%8Bipcc%E3%82%84%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95/
(前略)IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の有力メンバーである彼らは、人間が排出するCO2(二酸化炭素)によって地球の温暖化が進んでいるという IPCC報告を科学的に理論づけた人びとだ。

ところが、そうした表向きの発表とは裏腹に、私的なメールのやりとりでは、「事実は、われわれは現在、温暖化現象の欠落について(lack of warming)説明出来ないということだ。まるでパロディだよ」(ケビン・トレンバース氏、国立大気圏研究所)などと会話していた。温暖化を警告した彼らが、地球は温暖化していないと、私的会話で認め合っているのだ。(後略)

IPCC報告書2

IPCCの報告書は、査読つきまたは同等の論文で原則作られる。と言われているのですが、最近、学生のレポートや登山雑誌の記事が引用されていることが発覚しています。

さらに、根本的な問題ですが、IPCCは独自研究をしないので、その報告書は論文を取捨選択した切り貼り報告書なのですが、その取捨選択の基準や良否と言うものは、学会の査読のような厳密なものではないのです。IPCCは大規模で厳密な査読の仕組みがあると言っていますが、それは機能していませんし、仕組み自体がおかしいです。

具体的に見てみましょう。

IPCCの報告書は、執筆者が草稿を書いた後、査読に回りますが、3回の査読があります。一回目は、専門家、二回目は、政府専門家(官僚様)、三回目が政府(政治家?)。

報告書を公表する前に、官僚様と政治家に見せて、これでよろしいでしょうか?とお伺いを立てるわけです(下図)。やはり、政府召集の諮問機関と変わりないですね。
http://www-cger.nies.go.jp/qa/14/14-2/qa_14-2-j.html 774345354_194.jpg

科学が政治によって歪められている。研究予算と言う餌のために。ありうることです。実際にそういう事件はいくらでも過去にあった。ではこういう場合、どうすれば、政治的な影響を排除して、科学が歪むのを防ぐことができるでしょうか。政治から距離を置けばいいのです。そういう仕組みを作ればいいのです。

IPCCの組織を見るとその逆をしています。政治の影響を排除する仕組みどころか、報告書の査読の段階で政治が絡んでしまうわけです。こんな学術団体があるでしょうか?IPCCは、学術団体ではないといわれる所以です。

また、人事も政治が決めます。IPCCとは、政治にまみれている。その報告書は政治文書と言えると思います。

まとめ
1)執筆者や議長選出など重要な人事にまで政治がかかわっている。
2)政治が諮問する科学者の会議であることは組織上明らか。こういう会議は、通常、結論ありき。IPCCだけが例外であるという事実が見つからない
3)査読段階ですでに政治家が絡む。すべての論文にです。政策担当者向け要約だけではありません。なぜ、政治関係者の2度の査読をへる必要があるのか。批判的な科学者の査読こそ必要なのではないか
4)独自研究をしないで具体的にやっていることは、各種論文の取捨選択と切り貼りである。その取捨選択が正しいという権威はどこから来るのか?学界の権威の上に立つ権威と誰が認めたのか?政治が認めたわけです。
5)ほかにも上げればきりがない。政治のカタマリIPCC

また、科学者2500人参加していると言いますが、数が多ければいいと言うものではありません。IPCCは、推薦または立候補してその一員になるのですが、無償ボランティアです。たぶん、地球を救うと言う正義感を持った人がボランティアになるのでしょう。これって、偏ってないですか?正義心の色眼鏡で報告書が歪む。現にそういう例が、ヒマラヤ氷河の大嘘につながっています。

また、優秀でいろいろ忙しい科学者や大御所は、参加しないのでは?ボランティアなんてねぇ。忙しい人は無理。IPCCに参加しない科学者もたくさんいるわけです。

CO2は悪者ではない? 渡辺正教授


ここから引用:
東京大学・渡辺正教授インタビュー
ゆらぐ地球温暖化科学
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/special/20100720_01.html
2010/07/20

「また、地球温暖化説に合致するようにデータが都合よく“補正”されているのでは、という疑惑もあります。どのような“補正”を行ったのか、明示もされていないようなグラフが、地球温暖化の進展を示す証拠として世に広まっているのです。第三者の検証が可能なように、データをオープンにしておくことは科学研究の基礎の基礎だと思うのですが、地球温暖化肯定派の研究者にはそうした意識は薄いようです」


クライメート事件とは何か1

クライメート事件の発端は、IPCC派の気候学者フィル ジョーンズのメール漏洩に端を発した温暖化データ捏造疑惑事件。

事件の背景
地球温暖化問題が国際政治の大きな課題となっている現在、地球温暖化の科学論議は、重大な意味を持つ。気候学者のほとんどは、地球温暖化CO2主因説を当然の前提とし、いろいろな研究を続け、報告書を書いているが、他の分野の科学者は懐疑的な人も多い。

 気候学者のほんの少数さえ、CO2主因説に疑いを持っている。気象学者の3割ほどは、懐疑的だ(注1)。気象学の隣接分野の科学者、特に地球物理学者の半数以上は、懐疑的だといわれている(注2)。

 懐疑派または否定派と呼ばれる科学者とIPCC派と言われるCO2主因説肯定派の議論は、クライメート事件以前からあり、お互いを激しく非難してきた。たとえば、懐疑派または否定派と呼ばれる科学者は、その呼称そのものにさえ異議を唱えている。

「我々は、懐疑派ではなく、現実派であり、IPCC学派は、警告屋に過ぎない」等々。IPCC派も懐疑論について、ただ文句を言っているだけで、懐疑論は、科学の進歩を阻害するものがほとんどである。と、非難している。そこで、この稿では、IPCC派と反IPCC派という色分けを暫定的にしてみる。

では、具体的な科学論議を見てみよう。次回に続く

【IPCC報告書】嘘が書いてあるかもしれないので、引用しないほうがいい。

 IPCCの報告書は、まるで神父が聖書を引用するように、疑うことが許されない真実の書のように引用されます。しかし、嘘がたくさん含まれているのが最近次々と発見されています。さらに、悪いことに、その嘘が紛れ込んだ原因をきちんと追及せず、報告書全体の再調査もせず、謝罪もせず、開き直りとも取れる文書一つを発表しただけ。反省している様子はありません。ですから、まだまだ未発見の嘘がまぎれている可能性があります。

 たとえば、IPCC報告書を科学的な国連の報告書などと言って、新聞記事の補足説明などに引用すると、嘘で記事を補強したことになります。具体例は以下のとおりです。産経新聞から抜粋引用します。


ここから引用:
「空から落ちてくるツナミ」氷河湖の決壊恐れるブータン
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/071210/asi0712101929002-n1.htm
(前略) ヒマラヤ地域では毎年0・09度ずつ気温が上昇しているとの観測データがあり地球温暖化の影響とみられている。このままでは28年後にはヒマラヤの氷河がすべて解けるとした国連報告書が今月公表され、衝撃を与えた。(後略)


ここに出てくる国連報告書というのが、IPCC第四次報告書です。2007年の記事ですから、28年後というのは、2035年です。この数字が真っ赤な嘘でした。

ここから引用:IPCC第四次報告書
「ヒマラヤにある氷河は、世界のほかのどこよりも急速に後退しており、もし地球が現在の速度で温暖化し続け、現在の速度での後退が続けば、 2035年までに、あるいはそれよりも早くそれらが消滅する可能性は非常に高い。
 その総面積は2035年までに現在の500,000 から100,000平方キロメートルに縮小するであろう可能性が高い(WWF, 2005)。」

上記の記述は嘘であったことがはっきりしていて、IPCCも嘘を認めました。

また、 「ヒマラヤ地域では毎年0・09度ずつ気温が上昇しているとの観測データがあり地球温暖化の影響とみられている。」という記述もIPCC報告書の引用と思われますが、とても科学的な推論とはいえません。氷河の専門家に言わせれば、「分からない」というのが正解のようです。データ不足だからです。以下に引用するように、氷河の専門家は、きちんとした根拠を持って、「分からない」と言っており、わからないのにわかっているかのように言うのは、害悪です。と強い調子で非難しています。


ここから引用:
「ヒマラヤの温暖化 パート2」  FAQ
http://hello.ap.teacup.com/applet/snowman/msgcate9/archive
Q ヒマラヤの温暖化はどれくらい?
A わかりません

「それでも専門家か?!」

と罵倒されてしまいそうですが、わからないのにわかっているかのように言うのは、害悪です。以下ではなぜ「わからない」かを説明します。(以下続くに転載)


「 2035年までに、あるいはそれよりも早くそれらが消滅する可能性は非常に高い。」と言うのは嘘でした。では、何年後に全部溶けるのでしょうか?驚くことに、嘘が発覚してから、IPCCは、その数字に一切言及がありません。嘘をついて、嘘を認めたのですが、訂正能力がないようです。IPCCの中に、まともな氷河の専門家がいないからでしょう。

では、氷河の専門家はどう見ているか。ヒマラヤの氷河がなくなることはまず考えられないと言うことのようです。
詳しくは、以下に書きました。

「ヒマラヤの氷河が消失すると水資源が枯渇する」というIPCCの大嘘
http://chikyuondanka1.blog21.fc2.com/blog-entry-55.html

今日の結論:
IPCCの報告書は、引用文献として使ってはなりません。なぜなら、間違いと嘘が多数あり、訂正をしていないからです。正誤表もありません。

あまりにも政治的



中西 準子HPより抜粋引用
産業技術総合研究所・安全科学研究部門長、専門は環境工学(環境リスク学)。工学博士。
雑感504-2010.1.25「ヒマラヤ氷河 2035年消失は2350年消失の間違い?-IPCCが報告書を訂正-」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak501_505.html#zakkan504

あまりにも政治的

これまで長く、環境問題の研究を続けてきた研究者仲間が集まると、必ず温暖化が話題になる。IPCCの結論などに否定的ではないし、ほとんどが何らかの温暖化対策の研究をしている。しかし、「温暖化研究の中心からはずれていて良かった」という話しになる。

勿論、温暖化研究をしていれば、莫大な研究費が流れてくるだろう。脚光を浴びることも多かろう。でも、怖いほど政治的だ。委員会とか会合に呼ばれて、温暖化のことや、対策の効果について答えなければならない、それが相当無理な答えになっているらしい。

基本は科学。不確実性が大きいから、推定や予測に頼らなくてはならないが、それでもやはり根本は科学。自然現象。少し、気長に構えれば明らかになる。ここが救いである。もう少し、落ち着いたらどうか。

それと、愚直で古い言葉だが、少数意見の尊重。反対意見を述べる人を組織的に追い出したりしてはいけない、学会の役員を乗っ取るというような発想はやめてほしい。

かつて、水俣病や自動車公害を告発する学者を、大学でつるし上げ、追い出し、学会誌に出される論文をすべて掲載不可とした、それと同じようなことをしていないか。

(追記:ヒマラヤの氷河は、降雨量の減少で減少しつつあることは事実らしい)。

パチャウリIPCC議長の素顔


ここから引用:
「エコの銭ゲバ」パチャウリ博士
http://facta.co.jp/
世界の環境派が青ざめた「ノーベル平和賞」IPCC議長の仮面。暴いた英紙記者が本誌に特別寄稿した。
2010年4月号 [ノーベル平和賞の汚点]
by リチャード・ノース博士

彼の肩書でもっともおいしいポストは、年50万ドル以上得られる米エール大学気候エネルギー研究所(YECI)の“ハーフタイム”所長職だろう。ほかに 10億ドル規模のプライベートエクイティ(未公開株)ファンド「ペガサス・キャピタル・アドバイザーズ」の戦略顧問というポストもある。

さらに、サンフランシスコのベンチャーキャピタル「シデリアン」のシニア顧問委員会のメンバーにもなっている。シデリアンはドイツのテンドリス・ホールディングスと電器大手フィリップスが保有、博士は「最大級の人脈、地位、産業PR」をもたらすことが期待されている。

「クライメートゲート事件とコペンハーゲン会議」 アラスカ大学国際北極圏研究センター 赤祖父俊一


ここから引用:
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(前略)科学ではどんなすばらしい実験や解析結果であっても、他の研究者が再現できないものは認められない。この場合、数字を変えた理由とその数字自体を発表しない限り、誰もIPCCの温度のデータを再現できないのである。それは科学ではない。すなわち、IPCCのデータは誰も使えないのである。(中略)気候学は、政治、報道から一日も早く離脱して、純学問に戻るべきである。そうしないと気候学と呼べなくなる。IPCCのデータは使えない。IPCCはこれを機会に廃止されるべきである。(後略)

COP15、IPCCをエネルギー論、自然科学から考える
http://oilpeak.exblog.jp/12550548

IPCCの報告書1

気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)という団体があって、そこが地球温暖化論の総元締めです。

第四次報告書を2007年に出しています。それによると、
「今世紀末における平均気温は、1.1~6.4℃上昇すると予測。海面の上昇量は18~59cmと予測 」
つまり、今後気温がどんどん上がって、海面もどんどん上昇して大変なことになりますよ!と言う話を科学的に裏付けているそうです。

その後に 統合報告書 と言うものが採択されています。

3つの作業部会による報告内容を踏まえた統合報告書(Synthesis Report; SYR) が2007年11月のIPCC総会(スペイン)にて採択され、同年末に公開された。内容は、統合報告書のSPMに要約されている。

IPCC議長のPachauri博士は、AR4 SYRの発表の際、下記のようなメッセージを世界に発信している。

ここから引用:
* 気候変化はあらゆる場所において、発展に対する深刻な脅威である。
* もう疑っている時では無い。我々を取り巻く気候システムの温暖化は決定的に明確であり、人類の活動が直接的に関与している。
* 現在進行している地球温暖化の動きを遅らせ、さらには逆転させることは、我々の世代のみが可能な(defining)挑戦である。




IPCCの設立の目的は、以下のようなものです。

ここから引用:
設立目的
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、1988年にWMO (世界気象機関)とUNEP (国連環境計画)のもとに設立された政府間機関であり、気候変化に関する最新の科学的知見(出版された文献)についてとりまとめた報告書を作成し、各国政府の地球温暖化防止政策に科学的な基礎を与えることを目的としている。 
http://www.gef.or.jp/ipcc/IPCCgaiyo/IPCCgaiyo.htm

組織と目的
IPCC (Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)は、人為的な気候変動のリスクに関する最新の科学的・技術的・社会経済的な知見をとりまとめて評価し、各国政府にアドバイスとカウンセルを提供することを目的とした政府間機構であり、次の特徴が挙げられる。

(1) 政府間パネルとの名であるが、参加者は政府関係者に限られず、世界有数の科学者が参加している。
(2) 参加した科学者は新たな研究を行うのではなく、発表された研究を広く調査し、評価(assessment)を行う。
(3) 科学的知見を基にした政策立案者への助言を目的とし、政策の提案は行わない。
http://gispri.or.jp/kankyo/ipcc/ipccinfo.html


私にはこの組織がどんな組なのか、信頼できるのか、良く分かりません。しかし、世間の一般的なイメージとは違うと言うことは重要であり、指摘しておきたいと思います。誤解と過大評価がマスコミを中心に蔓延しており、一部では、IPCC報告書を神聖視し、まるで犯してはならない教典のように扱われている。そういう人々が地球温暖化政策立案に関わっていては、まともな議論も政策立案もできるわけがありません。

このことは、いろいろな人が指摘していますが、最も分かりやすいのが下記の福田正己教授の新聞紙上における指摘です。


ここから引用:
福田正己 北海道大学低温科学研究所 教授

「そもそもIPCCは政府間の組織で、参加している研究者はいわばボランティアであって、学術研究連合や国際学会とは性格が全く異なる。また IPCCは独自の調査研究は実施せず、既存の研究成果に基づいて合意を形成し、報告書を作成したことになっている。政策立案者向けに作成された報告書にすぎず、学術論文のように厳密な審査を経たものではない」

*残念ながらネット上に記事が見当たりませんでした。上記は孫引きです。
http://onigumo.kitaguni.tv/e601972.html



福田教授の指摘を細かく具体的に検討してみましょう。

(1)「IPCCは独自の調査研究は実施せず、」
このことは、重要な事柄なのにもかかわらず、盲点になっていて見落とされがちです。独自の調査研究をしないで何をしているのかと言うと、研究論文の評価と取捨選択と切り貼りです。この取捨選択切り貼り報告書は、何のためにやっているのかというと、その設立目的に書いてあるとおりです。

ここから引用:
「各国政府の地球温暖化防止政策に科学的な基礎を与えることを目的」
「(3) 科学的知見を基にした政策立案者への助言を目的とし、政策の提案は行わない。」


つまり、政府の地球温暖化政策にお墨付きを与えるのがIPCC報告書なのです。または、政府の政策の助言のための報告書です。

なーんだ。そんなこと当たり前じゃないかと思う人もいるとは思います。なぜなら、IPCC(政府間パネル)という名称が示すように、政府の諮問機関だからです。政府の諮問機関は、結論はじめにありきです。例外もあるでしょうが、IPCCがその例外だという証拠はありません。むしろ、政府の諮問機関の典型的な組織構造をしています(後述)。

結論1
1-1)IPCC報告書は、地球温暖化関連の論文の取捨選択切り貼り報告書である。
1-2)報告書は、政府の温暖化政策に科学的基礎を与え、助言するための報告書である。


IPCC査読者のIPCC批判

1【情報の概要】
Vincent Gray博士(設立当初からのIPCC査読者)のIPCC批判。Sunday, 09 March 2008

2【情報の意味】
IPCCの報告書作成過程での査読は、機能していない。「私はIPCCは意識して不健全なやり方を採っていると結論づけざるを得なくなった。この病的な状況は、IPCC結成当初からのものだ(Dr.Vincent Gray)」という痛烈な内部告発。

3【情報のソース】
SUPPORT FOR CALL FOR REVIEW OF UN IPCC
http://nzclimatescience.net/index.php?option=com_content&task=view&id=155&Itemid=1

4【コメントや補足説明】
IPCCの報告書は、報告書を作る過程で専門家の厳しい大規模な査読レビューを経るというのが公式見解です。


ここから引用:
レビューと草稿修正
http://www-cger.nies.go.jp/qa/14/14-2/qa_14-2-j.html
「報告書の信頼性は、その厳密かつ透明性の高いレビュープロセスにより担保されます。一次草稿は、まず専門家レビューに回されます。IPCCのレビューの特徴の一つはその規模の大きさです。前述の執筆者候補リストを中心に数百人の専門家にレビューが依頼されます。その結果、多い章では千を超す意見が提出されます。多数のレビュアーの参加を得ることで、草稿作成時に見逃した知見を取り入れて報告書の包括性を高めるとともに、誤り・偏りを減らすことを目指しています。」


それに対して、それは事実ではないと批判しているのが、Vincent Gray博士です。


ここから引用:
前略)まず、科学倫理に対する信念の話からはじめると、つまりそれは、科学者というものは、質問には正直に答え、科学上の論争は、純粋に、事実に基づき論理的、かつ、科学的になされるものだし、科学的かつ数学的法則を証拠立てるもの。
しかし、IPCCの中で、私は、このような過程を踏むことに困難を持ち続けている。突っ込んだ質問はしばしば何の答えもなく無視され、IPCCのドラフトに対するコメントが理由なしに拒否されるときが何度もあった。分析のやり方に問題があると何回も指摘したが、拒絶され続けたので、私は、IPCCは意識して不健全なやり方を採っていると結論づけざるを得なくなった。この病的な状況は、IPCC結成当初からのものだ」(後略)
SUPPORT FOR CALL FOR REVIEW OF UN IPCC
http://nzclimatescience.net/index.php?option=com_content&task=view&id=155&Itemid=1


さて、どちらが正しいでしょうか?Vincent Gray博士の勇気ある内部告発を証明する証拠が出ました。ヒマラヤ氷河問題です。


ここから引用:
(前略))初期の原稿(ヒマラヤの氷河が2035年に消滅するという原稿。引用者注)には、問題の箇所には引用文献が示されていませんでした。これに対して、日本政府から「この章は全体的に引用文献が示されていない箇所が多い」「この(ヒマラヤ氷河の)箇所は非常に重要な記述であり、どれくらい確からしいかを示すこと」といったコメントが出ています。

 引用文献「(WWF, 2005)」の挿入は、これらのコメントを受けたものかもしれませんが、コメントに対する十分な対応とは言い難いように思います。
http://eco.nikkei.co.jp/column/emori_seita/article.aspx?id=MMECza000025012010


日本政府のコメントを誰がしたのかよくわかりませんが、ともかく、「ヒマラヤ氷河は、2035年に消滅する確率が高い」という、IPCCの報告書は、出所不明の論文であり、「箇所は非常に重要な記述」「どれくらい確からしいかを示すこと」というコメントを受けていたにもそれは無視されて、報告書で地球温暖化脅威論の重要な柱になったのです。
「氷河が消失すると、インドやパキスタンが深刻な水害や渇水に見舞われるなどの懸念があり、温暖化問題で緊急対策を要する象徴的な課題のひとつとされていた。」
http://eco.nikkei.co.jp/column/kanwaqdai/article.aspx?id=MMECzh000021012010

Vincent Gray博士の批判=これは構造的な問題だ=に対して、なんら答えることなく、対策もない。だから、出るべくして出た嘘なのです。
 ヒマラヤ氷河問題でも、徹底的な内部調査や責任者の処分もありません。もちろん、再発防止対策もありません。あるのは、IPCCの公式見解http://www.ipcc.ch/pdf/presentations/himalaya-statement-20january2010.pdfという紙切れ一枚と、江守君の「たいへん残念です。」http://eco.nikkei.co.jp/column/emori_seita/article.aspx?id=MMECza000025012010&page=1という「つぶやき」だけです。

元社団法人日本気象学会理事長のCO2温暖化研究者批判

1【情報の概要】
廣田 勇 元社団法人日本気象学会理事長の温暖化研究者批判(環境新聞)

2【情報の意味】
 IPCCの100年後の未来予測は、科学と言えるのか。「また、CO2の増加によって本当に気温が2~3度℃上がれば、雲のでき方は今と違ってくるはずだ。それがどう変わるかは、今のところ誰にも分からない。」。 良心的な科学者はそれを知っている。(IPCCに参加するような)温暖化研究者は、良心を取り戻せ。という、痛烈な批判。

3【情報のソース】
地球温暖化を見つめ直す 廣田勇(元日本気象学会理事長) 環境新聞2008年4月23日30日
http://www.jser.gr.jp/activity/e-mail/2009.3/3gw5-11.pdf
(テキスト)らくちんランプ
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/8158600.html

4【コメントや補足説明】
廣田 勇 (ヒロタ イサム)       
1937年北海道生れ。1961年東京大学理学部物理学科地球物理学課程卒業。1966年東京大学理学系大学院博士課程修了。東京大学理学部助手、米国大気科学研究センター客員研究員、気象研究所主任研究官、京都大学理学部助教授、オックスフォード大学客員研究員、京都大学大学院理学研究科教授等を経て2001年京都大学定年退官。京都大学名誉教授、理学博士。1976年日本気象学会賞受賞。1998年‐2006年社団法人日本気象学会理事長。2005年日本地球惑星科学連合初代議長

2006年まで日本気象学会理事長だった人です。「地球温暖化CO2主因説やIPCCの未来予測は、科学者の総意」とか、「地球温暖化防止は科学の要請」ということがまったくの大嘘と言えると思います。

多くの学者は、疑問を持ってもおおっぴらに言わない、または、言えないと思います。彼は、元日本気象学会理事長ですから、その責務があると感じて発言したのではないでしょうか。


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