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地球温暖化対策会議 「取扱注意」と記された議事録の中身


ここから引用:
試算が非公表になったわけ
      阿比留 瑠比

鳩山政権が「国際公約」として、2020年に温室効果ガス排出量を1990 年比で
25%削減することを掲げている問題について、
30日朝の産経は2面で「温暖化試算!)お蔵入り!)背景は… 
有識者会議 数値めぐり『対立』『暗闘』」「政治迎合『学者生命かかわる』」という記事を掲載していました。

25%削減が家計に与える影響を検討してきた
政府のタスクフォース(有識者会議)が
11月24日にまとめた試算報告書(中間とりまとめ)が、
「非公表」とされた経緯について、
産経の経済本部が入手した議事録などをもとに検証したものです。

この問題をめぐっては、麻生前政権は今年3月に
「1世帯あたりの可処分所得が22万円目減りする一方で、
光熱費が14万増え、計36万円の負担増になる」という試算を公表していました。

これに対し、民主党側は「脅かしだ」と批判し、
鳩山政権発足後、タスクフォースに再試算を依頼していたもので、
それがなぜ非公表となったのか。

詳しくはイザ・ニュースにもなっているので記事を読んでいただければ分かりますが、
要は5つの研究機関・大学が試算した結果の数値がバラバラで、
しかも最大では前政権の試算36万円の倍以上となる76万5000円の負担増
(野村浩二・慶大准教授の試算、国内で全部を削減した場合)
という数字が出てきたため、
国民にそのまま明らかにするのはまずいと判断したようです。

そこで私も、この「取扱注意」と記された議事録を
経済本部からもらって読んでみたのですが、
なかなか面白いやりとりなので、関心をひかれた部分を抜粋
(全部ここで打ち直すのは大変なので)して紹介します。
http://pitanpitan.at.webry.info/200912/article_3.html

ここから引用:
植田和弘座長(京大教授) 
政策パッケージについては、制度設計がどうなるか明確ではないため、
今回は入れ込めなかった。
そういう意味では試算に限界があった。

いずれの試算においても25%削減でGDPは減少するが、
国際協調によりその影響は緩和される。
例えば、化石燃料の価格は低下する。
オイルショックの際と同様、世界的に省エネが進むということ。
石油価格が下がるが、そこで関税をかけて国内価格を維持すれば、
国民負担の緩和につながる。

小沢鋭仁環境相(事務局長) 
麻生政権下における、真水25%で国民負担が36万円という試算が誤りであったことが
はっきりしたというだけでも、今回の試算は意味があった。

77万円の負担についても、可処分所得が増えているので、
トータルではプラス。
世界全体で削減に取り組めば、その負担感も減少し、
クレジット活用でさらに小さくなる。

福山哲郎外務副大臣 
マクロフレームの設定が今回は見直されていない。
われわれ(民主党)の政策を入れ込んだらどうなるかが示されなかった。
このまま数値が出ていくと、国民にネガティブなイメージを与えてしまう。
今後は、固定価格買い取りや新技術を入れ込んでいく必要がある。

植田氏 
新技術をどういう根拠でどこまで入れるのか、
R&D投資をどこまで入れるのか、その結果どのように変化するのか、
これらは大変チャレンジングな課題。
新しい依頼事項に応えられるように最大限努力したい。

松井孝治官房副長官 
メンバーはどうするのか。

小沢氏 
このメンバーでやった方がいいのか、一新した方がいいのか。

植田氏 
一度リシャッフルした方が良いとは思う。

松井氏 
では、そういうことで。

福山氏 
結局、マクロフレームで計算すると、国民負担がマイナスになる。
この数値だけを出していくと国民にいいメッセージにならない。
われわれの希望もマクロフレームに織り込んで、
たとえ「夢」と言われようとも、メッセージを出していく。
次の検討では、前向きな話をきっちり入れていくべき。

小沢氏 
中間とりまとめの発表の仕方はこのあと考えるとして、
新しい試算については、2月ごろに何らかの結果を出すということでよいか
(→了解)

松井氏 
本日は植田先生からタスクフォースの中間とりまとめをいただいた。
発表の仕方は、小沢事務局長に決めていただくこととする。

菅直人副総理・国家戦略担当相 
試算がなかったことにするのは難しい。
むしろ、これからイノベーションや新産業について入れ込んだ新しい土俵で、
試算するように依頼したということを強調して言おう。

…このタスクフォースの会合終了後、
小沢環境相は記者団に次のように語りました。

「今回で一区切りをつけてもらい、新たなもう一つの分析を、
もっとポジティブな取り組みをしたときにどうなるのか
という分析をしようじゃないかということになり、
それについて私と植田先生で相談しながら、
今後の方針を決めて、閣僚委員会に提案することになった。

私のところでまたもう一回整理をして、発表の仕方を考えながら、
きちっと整理して、これは客観性を損なうということではなく、
みなさんに誤解がないような説明をしないといけない。

次回は、われわれ政権が本当にやりたいと思っているものを
仮想的に取り入れたときにどうなるか、そういう試算をしたい。
民主党が、鳩山政権がこういうことをやりたいという話を
本当に応援してくれるみなさんとやりたい」
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