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IPCC査読者のIPCC批判

1【情報の概要】
Vincent Gray博士(設立当初からのIPCC査読者)のIPCC批判。Sunday, 09 March 2008

2【情報の意味】
IPCCの報告書作成過程での査読は、機能していない。「私はIPCCは意識して不健全なやり方を採っていると結論づけざるを得なくなった。この病的な状況は、IPCC結成当初からのものだ(Dr.Vincent Gray)」という痛烈な内部告発。

3【情報のソース】
SUPPORT FOR CALL FOR REVIEW OF UN IPCC
http://nzclimatescience.net/index.php?option=com_content&task=view&id=155&Itemid=1

4【コメントや補足説明】
IPCCの報告書は、報告書を作る過程で専門家の厳しい大規模な査読レビューを経るというのが公式見解です。


ここから引用:
レビューと草稿修正
http://www-cger.nies.go.jp/qa/14/14-2/qa_14-2-j.html
「報告書の信頼性は、その厳密かつ透明性の高いレビュープロセスにより担保されます。一次草稿は、まず専門家レビューに回されます。IPCCのレビューの特徴の一つはその規模の大きさです。前述の執筆者候補リストを中心に数百人の専門家にレビューが依頼されます。その結果、多い章では千を超す意見が提出されます。多数のレビュアーの参加を得ることで、草稿作成時に見逃した知見を取り入れて報告書の包括性を高めるとともに、誤り・偏りを減らすことを目指しています。」


それに対して、それは事実ではないと批判しているのが、Vincent Gray博士です。


ここから引用:
前略)まず、科学倫理に対する信念の話からはじめると、つまりそれは、科学者というものは、質問には正直に答え、科学上の論争は、純粋に、事実に基づき論理的、かつ、科学的になされるものだし、科学的かつ数学的法則を証拠立てるもの。
しかし、IPCCの中で、私は、このような過程を踏むことに困難を持ち続けている。突っ込んだ質問はしばしば何の答えもなく無視され、IPCCのドラフトに対するコメントが理由なしに拒否されるときが何度もあった。分析のやり方に問題があると何回も指摘したが、拒絶され続けたので、私は、IPCCは意識して不健全なやり方を採っていると結論づけざるを得なくなった。この病的な状況は、IPCC結成当初からのものだ」(後略)
SUPPORT FOR CALL FOR REVIEW OF UN IPCC
http://nzclimatescience.net/index.php?option=com_content&task=view&id=155&Itemid=1


さて、どちらが正しいでしょうか?Vincent Gray博士の勇気ある内部告発を証明する証拠が出ました。ヒマラヤ氷河問題です。


ここから引用:
(前略))初期の原稿(ヒマラヤの氷河が2035年に消滅するという原稿。引用者注)には、問題の箇所には引用文献が示されていませんでした。これに対して、日本政府から「この章は全体的に引用文献が示されていない箇所が多い」「この(ヒマラヤ氷河の)箇所は非常に重要な記述であり、どれくらい確からしいかを示すこと」といったコメントが出ています。

 引用文献「(WWF, 2005)」の挿入は、これらのコメントを受けたものかもしれませんが、コメントに対する十分な対応とは言い難いように思います。
http://eco.nikkei.co.jp/column/emori_seita/article.aspx?id=MMECza000025012010


日本政府のコメントを誰がしたのかよくわかりませんが、ともかく、「ヒマラヤ氷河は、2035年に消滅する確率が高い」という、IPCCの報告書は、出所不明の論文であり、「箇所は非常に重要な記述」「どれくらい確からしいかを示すこと」というコメントを受けていたにもそれは無視されて、報告書で地球温暖化脅威論の重要な柱になったのです。
「氷河が消失すると、インドやパキスタンが深刻な水害や渇水に見舞われるなどの懸念があり、温暖化問題で緊急対策を要する象徴的な課題のひとつとされていた。」
http://eco.nikkei.co.jp/column/kanwaqdai/article.aspx?id=MMECzh000021012010

Vincent Gray博士の批判=これは構造的な問題だ=に対して、なんら答えることなく、対策もない。だから、出るべくして出た嘘なのです。
 ヒマラヤ氷河問題でも、徹底的な内部調査や責任者の処分もありません。もちろん、再発防止対策もありません。あるのは、IPCCの公式見解http://www.ipcc.ch/pdf/presentations/himalaya-statement-20january2010.pdfという紙切れ一枚と、江守君の「たいへん残念です。」http://eco.nikkei.co.jp/column/emori_seita/article.aspx?id=MMECza000025012010&page=1という「つぶやき」だけです。
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