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ツバル4

ツバルの水害とはいったい何か。ツバルが水没の危機という言う話だけが大きく叫ばれ、今、現在の状態についての情報がまったくない。実は、ツバルの現状を隠しているので、情報がないのである。「ツバルを救え!」と叫ぶ人々とは、現実から目をそむける人々であり、現実を隠す人々であり、結果的にツバルを救う事など考えていない人々である。現実から目をそむけてツバルを救えるわけがない。

ツバルの100年後などのことは一応脇においておいて、ツバルの現在の問題は何か?将来の問題と現在の問題は厳密に区別すべきである。なぜなら、現状確認は、事実確認であり、将来の問題は、推定の問題になるので、本質的に別問題だからだ。

では、ツバルの現状、ツバルの水害の現実とは何か?海面上昇はあるのか?死傷者、被害額はどのぐらいか?水害を防ぐにはどうすればいいか?以下に紹介するブログは、現地調査した人による貴重な証言である。


ここから引用:
 海面の水位が高い時は、陸地の標高が低い部分は海面水位以下となり、冠水することになる。そして、その冠水は1年間のうち潮位の特に高い数日間であり、島のごく一部の区域で発生している。また、冠水するのは毎回数時間程度であるし、流れもほとんどなく、水深は平均的に10~20cm程度である。この浸水・冠水による被害はほとんどないといってよい。一部の道路区間や草地や広場が、数時間多少冠水しても、住民は全くこまらない。
http://plaza.rakuten.co.jp/tomokotoeru/diary/200804100000/


死傷者なし。損害額不明。たぶん、限りなくゼロ。海面上昇との関係は、不明。別の原因があると強く推定される。

ここから引用:
2008年04月10日
ツバルのウソ
[ 地球温暖化 ]
■タイトル ツバルのうそ
http://plaza.rakuten.co.jp/tomokotoeru/diary/200804100000/
■本文
ツバル国は、南太平洋の島嶼国で、人口が約1万人、国土面積が合計で約26km2の非常に小さな国というより、村という規模である。私の住んでいる世田谷区と比べても、面積で半分以下、人口では80分の1以下である。経済規模で言えば、数千分の1であろう。こんな小さな国であるが、ツバルは、地球温暖化による海面上昇で、世界で最初に沈んでしまうといわれる代表的な国として注目を浴びている。

私は、2月から3月にかけて、ある調査団に参加してツバル国を訪問した。その調査の内容をここで紹介するつもりはないが、いくつかの問題点を感じ、そのうち次の2点について概説する。

第一の点は、ツバル以上に援助が必要な国や地域は沢山あるのに、あまりに多くの国や機関がツバルに関する調査や援助に係っていることである。

ツバルは発展途上国ではあるが、人々の生活レベルは、他の多くの発展途上国に比べてけして低くはなく、ツバル以上に援助を必要としている国や地域は少なくない。また、日本やアメリカでも、多くのホームレスがいるように、生活レベルが非常に低く非衛生的な状態の中で何とか生きている人達が沢山いるが、ツバルには、他の国の各地で見られるような社会の弱者ともいえる極端に貧困な層がほとんど見当たらない。そして、ツバルを援助することによって、一般住民が恩恵を受けることは確かであるが、(このことは必ずしもツバル国に限らず被援助国では同様であるが)政府関係者はそれ以上の恩恵を受けている。ツバルの場合は、(他の途上国で多い)ODAに伴う不正というレベルにはまだ至っていない感じはするが、例えば、海外での会議や視察に頻繁に参加出来、高い出張日当を受けている高官(高官と言っても、規模から言えば、大統領でさえ村長さんレベルで、大臣と言っても村役場の課長か係長というレベルと考えたほうがいい)が少なくない。

海外援助(ODA)は、税金で行われるのだから、このような小国には過大と思うのだが、また、すでに他の国や機関が支援しているので、日本は他の国や地域にすればいいのではないかと思うのだが、これまでかなりの援助をしてきたこともあり、ドナー間での調整をせずに、他のドナーのやっていることを横目で見ながら、何とか援助できる部分を探して、縄張りを確保しておきたいという感じである。

日本だけに限らないが、何故ツバルのような小国に規模としては過剰な支援や関与をするのかは、もちろん政治的な背景があり、小国といえども国連では1票を持つことにあるが、ツバルの場合は、それ以上に、気候変動(温暖化)の影響を受ける代表的な国としてとらえられていることがあると思う。つまり、先進国としては、温暖化の悪影響への対策を講じているということを示す必要があるということであると思う。また、その他には、ツバルへの支援に便乗して、援助する側の多くの機関や関係者が出張や会議参加を含めて、自らの仕事を作っているという面も見えてくる。

いずれにせよ、援助のあり方の問題点の一部が、ツバルでも調査から再認識できた。もっと詳細に分析して評価したいが、ここでは、この程度の記述に留めておく。

第二の点は、私が上記より興味を持った点であるが、最近のツバル国に関する間違ったあるいは誇張した報道に関して、大いに問題があるということである。ツバルは、前述したように、村といえるような規模の小国であるが、日本では知っている人は多い。何故なら、「ツバルが温暖化の海面上昇で被害が今でも発生し、数十年後には国土の大半が海面下に沈んでしまう」という報道がたびたび流されているからである。

「ツバル」に関する写真集やジャーナリストによる本なども何冊か発行されている。比較的新しく大きな本屋には並んでいる「ツバル」という本も読んだが、うそとは言えないとしてもかなり意図的な書き方をしている。また、ツバルに関してはTVでも何度か放送されているそうである。昨年(?)のNHKで見たという話も聞いた。私が現地にいたときには、ちょうど大潮の時期だったこともあり、日本からのCSテレビと台湾のテレビの撮影チームとアメリカのドキュメンタリフィルムのビデオカメラマンが来ていた。

それに、登山家の野口健さんも来ていて、帰国後の毎日新聞でそれに関する記事が出ていたし、(私は見なかったが)NHKにも出て、ツバルの問題について話していたという。さらに、7月のG8の関係と思うが子供環境サミットを日本で開くそうで、その際のオープニング用のフィルムの撮影チーム(NHK関係)も来ていて、これには藤原紀香さんがインタビュワーとして参加していた。また、帰国した際に成田空港のブックスタンドで立ち読みした週刊誌のグラビア数ページにも漫画家がツバルを訪問した際に画いた絵などが載っていた。さらに、週に2便しか来ない飛行機から降りてくる乗客は私がいた2週間で見た範囲であるが、毎回日本人が一番多かった。小国の割に、少々異常なくらいの訪問者があり、注目され、各種報道が行われている。

問題は、報道が多いというよりも、その内容である。簡単にいうと、うそと誇張が多いということである。そしてそのうそや誇張によって、多くの人はツバルの実態を誤解し、その誤解によって注目度が高まり、上記の過剰な援助や報道関係者などによるうその拡大につながっている。どんなうそがあるのかというと、よくあるのが、毎年海面が上昇して、人々の生活が脅かされているというイメージつくりである。

少なくとも、これまでのところでは、温暖化による被害を受けている明確な実態や証拠はない。ツバルでの海面上昇は(毎年上下変動するので、誤差範囲の可能性もあるが、もし上昇しているとして記録を分析すると)過去50年間でせいぜい10cm程度であり、長く住んでいる住民に聞いても、実際のところは、何の悪影響も受けていない。但し、ツバルでは、地球温暖化によってツバルが注目され、各種の恩恵を受けることを覚えてしまった人々は、被害を受けているという表現をしようとする。特に、政府関係者(特に高官)からの情報は、実態を反映したものでない場合が多い。

被害の例として出される海岸侵食や越波は、別に海面上昇によるものでなく、世界中の海岸のどこにでも自然現象程度である。人的行為による影響も大きい。また、報道では、海岸の浸食について被害の証拠であるというような写真や数字で記述を示すこともあるが、被害のあった部分的なところだけを強調しているに過ぎない。その写真の同じ島の別の海岸では逆に堆積土砂で土地が拡大しているがそのことはけして見せない。海岸の浸食や堆積は、世界の各地で発生している自然現象である。また、砂浜が減少するのは、人間が採取してしまうことが原因である場合も少なくない。

上記以上に、異常な報道があるのが、洪水である。ツバルの洪水は、本来洪水と呼ぶのは妥当でなく浸水の方が適当だが、そのことは別にして、TVドキュメンタリフルムや報道写真などで、決まったように出てくるのが、年間で最も高い潮位の時に発生するごく一部の区域の冠水状況である。そして、ほとんどの写真が、あるコミュュニテイホールの前か、滑走路横の草地のものである。この報道が、非常に意図的で、うそのイメージつくりに貢献している。これまでの、誇張された報道をしてきた関係者は、真実を報道する立場からは一種の犯罪者であると言われても仕方ない面があると思う。私の知っている範囲では、NHK、毎日新聞、「ツバル」という本を書いたジャーナリスト、野口健さんなどには、レッド又はイエローカードを出すべきであろう。藤原紀香さんのチームのフィルムは、そのようなことを対象にはしていないと聞いたが、何故ツバルを選んだのかという関係もあり、見てみないと分からない。

ツバルはサンゴ礁と有孔虫の死骸(砂)から出来ているので、石灰質の地質には空洞が多く、海面の変化に対して、陸地部の地下水面はほぼ連動して変化する。従って、海面の水位が高い時は、陸地の標高が低い部分は海面水位以下となり、冠水することになる。そして、その冠水は1年間のうち潮位の特に高い数日間であり、島のごく一部の区域で発生している。また、冠水するのは毎回数時間程度であるし、流れもほとんどなく、水深は平均的に10~20cm程度である。この浸水・冠水による被害はほとんどないといってよい。一部の道路区間や草地や広場が、数時間多少冠水しても、住民は全くこまらない。その付近に30年以上住んでいる2,3の住民に聞いてみたが、30年前も同じだったとのことであった。なお、一部の家屋では、潮位が非常に高い時に家屋内に浸水することがあるが、問題はそのような土地に家を建てるからであり、また高床式にすれば解決することである。

今回の調査中、住民の代表者を集めて、ワークショップが開かれ、彼らが困っている問題点について思いつくものすべてをリストアップしてもらった際、この浸水・洪水被害は出てこなかった。しかし、報道では、最も頻繁に出てくる問題点となっている。また、もしこの一部の区域が冠水して困るというなら、対策をとるのは簡単である。必要な部分だけ、低い盛土(高さは、20~30cmで十分)をしてやればいい。しかし、特に必要ないからやっていない。あるいは、海外の報道関係者がツバルが沈んでしまうと宣伝してくれるからやらないのだろうと思う。私は、日本でのTV放送は見ていないが、今年2月に放送されたBBCのドキュメンタリは見た。やはり、非常に誇張された内容と映像であった。報道のためのビデオカメラで撮影する際は、ほとんど人が通らない冠水している所に、必ずといっていいほど付近の住民(子供が多い)を歩かせたり、その中で困っているということを言わせたりする。そして、水溜りで子供達を遊ばせて、衛生的でなく病気に感染すると説明する場合もある。ドキュメンタリフィルムや報道の関係者は、実状をそのまま伝えるのでは価値がないと考えるのか、見る人に誤解を与えるような誇張や意図的な構成・内容としてしまうのは、大きな問題である。

最近、ツバルの中心となるフチフナの島には、新しい黄色ボデイの中型バスが走っている。子供の登下校用として寄付されたと聞いたが、子供も大人も料金を払って乗っているので、公共用バスである。群馬県のある市からの寄付とのこと、一般市民からの寄付も含まれているとのこと。これも、各種報道によって、誇張されたツバル状況が貢献しているものと思えた。

なお、私は、温暖化や海面上昇を否定するつもりは全くない。今後は可能性が高いということは確かと思う。しかし、あくまで可能性である。可能性と事実に大きな差がある。ツバルでは、今後はあるかもしれないが、少なくとも過去には、温暖化や海面上昇が明確に主たる原因となっている被害というものはないといってよい。しかし、そのことをウヤムヤにしたまま、報道関係者、援助関係者などが、正確な情報を与えずに、誇張している、あるいは誤解を生むようなことをしている、ということが問題である。

2008年4月10日
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