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太陽光発電1 夢のクリーンエネルギーか高価な道楽か?

ややこしい言葉;
EPR:(エネルギー収支比)=生産エネルギー/投入エネルギー
LCA:(ライフ サイクル アセスメント)
[g-CO2/kWh]:(1キロワット時の発電のために何グラムの二酸化炭素を排出するかという単位)

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太陽光発電の大増設が政府によって計画されています。標準的な太陽光発電装置3kwに対して、20-30万円の補助金、さらに、発電した電気を倍額で電力会社に強制的に買い取らせるなどの政策が実施されています。

太陽光発電は、CO2排出が少ないクリーンエネルギー。石油の節約になる。政府が普及に力を入れれば、景気浮揚にもなり、雇用も創出される。いい事づくめのように宣伝されています。

櫻井 啓一郎氏(太陽光発電研究センター)の資料によると、未来のエネルギーは太陽光発電という印象を受けます。
太陽光発電のEPT/EPR/LCA/CO2排出量参考資料
http://ksakurai.nwr.jp/R/slides/misc/FAQ-EPT.pdf
太陽電池技術あれこれ
http://ksakurai.nwr.jp/R/slides/kumamoto/Kumamoto-20090206-Sakurai-web.pdf

1)石油の節約になるのか?
太陽光発電で石油の節約になるということになっていて、どのぐらいの節約になるのかという計算があります。
EPRという数字を使って計算するわけです。この数字自体がインチキ満載なんですが、この話は後に回して、どういう計算をしているか上記資料をもとにを検討しましょう。

EPRは、LCA(ライフサイクルアセスメント)の手法を使って、EPRを計算して、発電設備の優劣を比較するわけです。太陽光発電といっても、製造、運搬等にエネルギー(石油)を投入するわけです。ですから、投入エネルギーと生産エネルギーの比を取るわけです。

エネルギー収支比(EPR)=生産エネルギー/投入エネルギー

太陽光発電のEPRは、最新式ですと、30を超えるんだそうです。つまり、1の石油エネルギー投資の対して30倍以上の電気エネルギーが生産されるという意味です。もしもこれが本当なら、すばらしい発電方法です。

2)どのぐらいのCO2削減になるのか?
太陽光で発電するわけですから、発電時には、CO2を排出しませんが、製造、流通、取り付け工事などのときにエネルギーを使いますので、その分を考慮すれば、CO2排出ゼロと言うわけではありません。このように、製品の製造から設置使用、破棄までのすべての過程(ライフサイクル)を考慮に入れて計算する考え方でないといけません。これが、LCAの根本的な考え方です。LCAの考え方によって、太陽光発電のCO2排出量を見ますと上記の資料によると、以下のようになっています。

太陽光発電(最新式)=17-31[g-CO2/kWh]
化石燃料火力発電=519-975[g-CO2/kWh]
原発=10-29[g-CO2/kWh]

太陽光発電は、火力発電に比べて、30-40分の一です。とてもCO2排出が少なく、環境にいいということになりそうです。

上記のような太陽光発電の専門家の意見に私は大きな疑問を持っています。もちろん、私だけではありません。他にも、多くの人が太陽光発電の大規模な推進に疑問を投げかけており、否定的な意見さえあります。
たとえば、

ここから引用:
地球環境問題と科学者の使命
御園生 誠 東京大学名誉教授,日本化学連合会長
http://www.jsap.or.jp/ap/2010/ob7907/p790591.html
(前略)今は,焦って新エネルギーを大量に普及させるのではなく,技術革新に努め,優れた技術を育ててから,21世紀後半の普及を目指すべきだと考えます(拙著『新エネ幻想』).(後略)


これから、何回かに分けて太陽光発電への疑問を書いていきます。

政府は、税金をつぎ込んで太陽光発電大増設計画を進めようとしています。ですから、疑問や否定的な意見に対して回答する義務があるはずです。
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