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崩壊する日本の温暖化対策


ここから引用:
崩壊する日本の温暖化対策
明日香壽川
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2011/03/057.html
 2010年、カンクンにおけるCOP16で、日本政府は、米国、ロシア、カナダと共に、温暖化対策に消極的な国として孤立した。国内ではやはり2010年末に、より確実かつ低コストでの排出削減を実現する排出量取引の導入が、導入反対派の巻き返しにあって先送りになった。期待された民主党による温暖化政策はマニフェストから大きく逸脱し、各国政府、NGO、そして研究者からの非難はエスカレートするばかりである。
 一体なぜなのか。本稿では、これらの疑問に答えるために、まず日本の京都議定書不支持という交渉スタンスの論理的な課題および日本政府の「真の本音」について考える。そして、排出量取引制度導入反対論者の「勝因」について分析し、日本が取り組むべき今後の課題を展望する。

あすか・じゅせん 1959年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了 (学術博士)、欧州経営大学院修士課程修了 (経営学修士)。現在、東北大学東北アジア研究センター教授 (環境科学研究科教授兼任)。環境エネルギー政策論。『地球温暖化──ほぼすべての質問に答えます!』(岩波ブックレット) など。
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