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北極報道の検証

今まで、こんなに北極が注目されたことがあるだろうか。
一ヶ月に何本もの北極に関する記事が出る。

もちろん、温暖化脅威論の文脈の中で、北極は語られるのだ。

いわく、
北極の氷が溶けたら、洪水になるかもしれない。
北極熊は絶滅の危機だ。
北極の気温は、異常高温だ。
北極の氷が史上初なくなるかもしれない。


報道と現実がずれていないだろうか?
報道に嘘が混じっていないか?
検証してみたいと思う。

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一番初めに、北極報道の嘘に警鐘を鳴らしたのは、武田邦彦教授だと思う。*1
「北極の氷が解けても海面上昇は起こらない。アルキメデスの原理で明らか。こんな嘘の報道が堂々とまかり通り、それにだまされるようでは、科学立国が危うい」
実は、私もだまされていた。北極の氷が溶けると、海面が上昇すると思っていた。

もう一人。北極報道によるミスリードに警鐘を鳴らし続けている人がいる。
赤祖父俊一氏。北極の権威。曰く、

ここから引用:
It is necessary to mention here another kind of “misleading” piece of information. It has been widely reported that sea ice in the Arctic Ocean would disappear in the summer of 2040.
It is a computer simulation result of one scientist based on a particular theory.
There are a number of other results that indicate that sea ice will remain until 2100 or after 2300.
However, news media report sensationally only the 2040 case, so that the public is informed only one side of the story. In a sense, such reporting is “misleading.”
http://people.iarc.uaf.edu/~sakasofu/misleading.php
(拙訳)
もう一つ「ミスリード」の例を挙げねばならない。「北極の氷は、2040年の夏に消滅する」という報道だ。これは、あちこちで報道されている。これは、ある一人の科学者のある特定の理論を基にしたコンピュータ シミュレーションの結果でしかない。複数の研究結果に目を通せば、北極の氷は、2100年または 2300年まで残るというということが分かる。にもかかわらず、メディア報道は、2040年に氷がなくなるというケースのみをセンセーショナルに報じている。一般大衆は、一面的な情報のみを伝えられている。「ミスリード」である。


インターネットの時代になって、大手メディアの報道を検証することができるようになりました。
報道のさらに情報元を見て確かめることができます。
英文記事と日本語記事を比較して誤訳を指摘することができます。
科学的な生のデータを参照することもできます。
それらの検証作業を通じて見えてくるものは何でしょうか。

一緒に考えたいと思います。
【検証例1】

ここから引用:
【北極の氷、今年の夏は消滅する可能性高いと 米研究者CNN】2008.06.28

地球温暖化の影響で北極の氷は今年の夏、9月までに消滅する可能性が非常に高いと、米国の研究者が警告した。 この夏の北極圏の氷を左右するのは今後数週間の天候次第で、氷が残るか消滅するかは五分五分の可能性だとしている。

米国立雪氷データセンターの研究者マーク・セリーズ博士によると、北極圏の氷はここ数年でどんどんと薄くなり、昨年の夏には観測史上、最も薄い状態になった。そのため、これまで流氷や氷山のため使えなかった北西航路が、砕氷船なしで航行可能になっていたという。また、数年前までは、夏に北極の氷が消滅するのは2050年から2100年ごろと考えられていた。最近では この予測が2030年ごろと見直されたが、現実にはこれを上回る速度で氷が減少していると指摘している。

過去数十年で北極の氷は徐々に減ってきているが、進行している急激な減少は周期的なものではなく、地球温暖化の影響が強いとしている。さらに、低温な気候が数年続けば、一時的に氷の量が回復することはあるかもしれないが、現在の状況が続けば、北極から氷が消滅することは避けられないという。

2008.06.28 Web posted at: 19:01 JST Updated - CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200806280021.html (リンク切れ)
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51185865.html(転載保存のあるページ)


CNN英文元記事 June 27, 2008

ここから引用:
North Pole could be ice-free this summer, scientists say

By Alan Duke
(CNN) -- The North Pole may be briefly ice-free by September as global warming melts away Arctic sea ice, according to scientists from the National Snow and Ice Data Center in Boulder, Colorado.
"We kind of have an informal betting pool going around in our center and that betting pool is 'does the North Pole melt out this summer?' and it may well," said the center's senior research scientist, Mark Serreze.
It's a 50-50 bet that the thin Arctic sea ice, which was frozen in autumn, will completely melt away at the geographic North Pole, Serreze said.
(後略)
http://edition.cnn.com/2008/WORLD/weather/06/27/north.pole.melting/index.html



1比較
【日本語記事】地球温暖化の影響で北極の氷は今年の夏、9月までに消滅する可能性が非常に高いと、米国の研究者が警告した。この夏の北極圏の氷を左右するのは今後数週間の天候次第で、氷が残るか消滅するかは五分五分の可能性だとしている。

【英文】The North Pole may be briefly ice-free by September as global warming melts away Arctic sea ice, according to scientists from the National Snow and Ice Data Center in Boulder, Colorado.
"We kind of have an informal betting pool going around in our center and that betting pool is 'does the North Pole melt out this summer?' and it may well," said the center's senior research scientist, Mark Serreze.It's a 50-50 bet that the thin Arctic sea ice, which was frozen in autumn, will completely melt away at the geographic North Pole, Serreze said.

【拙訳】米国のthe National Snow and Ice Data Center の科学者によると、地球温暖化の影響で北極点の氷が今年の夏9月までに、短期間溶けてなくなるかも知れない。
Mark Serreze上級研究員は以下のように語った。
「私たちは、センターで私的な賭けをやってるんです。」「北極点の氷がこの夏、消えるかどうかという賭けです。そして、その可能性はあります。」 「薄い極地の氷に関する五分五分の賭けなんです。極地の氷は秋に凍りますが、地図上の北極点にある氷が完全に溶けてなくなるかどうかということです。」

2分析検討
(Ⅰ)重要な部分の誤訳、脱落、付加、すり替え。
A)「警告」(付加)
B)「消滅する可能性が非常に高い」(may beまたはit may wellを誤訳?)
C)「北極の」(北極点The North Pole を誤訳)
D)「9月までに消滅する」(9月までに短期間消滅する。brieflyの脱落)
E)「五分五分の可能性」(私的な賭け事のレートが科学的な確率のように扱われすりかえられている)
(Ⅱ)日本語記事自体としておかしい。
F)「五分五分の可能性」なのか、「可能性が非常に高い」のか?

3誤報
例1)「地球温暖化の影響で北極の氷は今年の夏、9月までに消滅する可能性が非常に高いと、米国の研究者が警告した。」
★Mark Serreze上級研究員は、そのような警告を発していない。この件に関して彼の言ったことは、”it may well”。可能性があると訳すべき言葉である。
★地球温暖化の影響で【北極の氷】が、今年の夏、9月までに消滅する可能性は、ほぼゼロであったと推測される。今夏、北極の全ての氷がなくなるわけはない。【北極点の氷】がこの夏、短期間なくなる可能性ならあったかもしれない。記事は、北極点と北極の使い分けができておらず、読者に間違った情報を流している誤報である。

例2)「氷が残るか消滅するかは五分五分の可能性だとしている。」
★五分五分なのは、 私的な賭け事のレートであって、北極点の氷が溶ける確率ではない。

4ミスリードにより導かれる可能性のある誤解
Ⅰ)今夏、北極の氷が全部なくなる可能性が高いと科学者が警告した
Ⅱ)今夏、北極の氷が全部なくなる可能性は50%である
Ⅲ)今夏、史上初、北極の氷が全部なくなるかもしれない
Ⅳ)ホッキョククマの生活圏がなくなるかもしれない
Ⅴ)北極の氷の急激な減少は、地球温暖化の予想以上の加速を証明する

5誤情報の拡散と固定
 いろいろなブログ、雑誌、新聞等に転載された。その際、五分五分の確率という言葉が独り歩きしているようである。(その検証は省略)

6考察(なぜ誤報が作られるのか?)
誰か教えてください

7顛末(果たして北極点の氷はなくなったのか?)
北極点の氷はなくならなかった。予想に反して、北極の海表面積は大きくなった。

8結論
英文記事がミスリードをしている。そのミスリードに、まんまとはまって、日本語記事は、誤報となる。

9参考リンク
海氷面積情報
http://www.ijis.iarc.uaf.edu/jp/seaice/extent.htm

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【検証2】

ここから引用:
【北極海の氷が観測史上最小に、WWFが各国政府に対策求める】 2008年09月17日
■日本語記事(A)

オスロ(AP) 世界自然保護基金(WWF)は15日、北極海の氷が観測史上、厚さなど最小レベルになったとして、地球温暖化を食い止めるために、各国の政府が緊急に対策を講じることが必要だと提言した。来年12月にコペンハーゲンで開催予定の国連サミットで、温暖化ガス削減に向けた京都議定書に代わる合意が必要だとしている。
WWFは夏季における北極海の氷が、2年連続で減少し続けていることを指摘。特にこの夏は、観測史上最低レベルまで減少したとして、地球温暖化が今までにないスピードで進んでいると警告した。
北極海の氷は夏季に解け、冬季に再び凍結するサイクルを繰り返しているが、再凍結する氷が年々減少している。氷が減少すると、太陽光が反射することなく、水面が熱をより吸収し、さらに氷が凍りにくくなる悪循環に陥るという。
WWFは、地球温暖化が北極圏だけではなく世界的な危機であり、世界各国の政府が緊急に取り組む必要がある問題だとして、対策のため協力するよう呼び掛けている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200809160036.html(リンク切れ)

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■CNN英文元記事
Melting Arctic shows need for climate pact, group says
http://edition.cnn.com/2008/TECH/science/09/15/arctic.ice.ap/index.html
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1比較

ここから引用:
【日本語記事】オスロ(AP) 世界自然保護基金(WWF)は15日、北極海の氷が観測史上、厚さなど最小レベルになったとして、地球温暖化を食い止めるために、各国の政府が緊急に対策を講じることが必要だと提言した。来年12月にコペンハーゲンで開催予定の国連サミットで、温暖化ガス削減に向けた京都議定書に代わる合意が必要だとしている。


ここから引用:
【英文記事】OSLO, Norway (AP) -- Data showing Arctic sea ice may reach its lowest level on record this summer underscores the need for governments to speed up talks on a new climate pact, the Worldwide Fund for Nature said Monday.
The WWF said observations on ice coverage and thickness pointed toward a record low for the second year in a row, continuing a "catastrophic" trend that could threaten polar wildlife and accelerate global warming.


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2分析検討
【日本語】「北極海の氷が観測史上、厚さなど最小レベルになったとして、」
【英文】"Data showing Arctic sea ice may reach its lowest level "
★英文では、断定していないが、日本文では断定した文章になっている。北極の氷の面積は、2008年は、2007年と比べて増えている。体積は氷の厚さの科学的なデータがないため、断定できない。WWFは、氷が見た目で薄いので体積が観測史上最低になったと推定したのであろう。日本文の不思議は、「厚さなど」という表現。厚さが観測史上最低になったというデータがどこにあるのか?「など」とはいったい何を指すのか?あいまいな表現と根拠のない断定。まさに詐欺師の常套句。報道文として失格であろう。
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3誤報
「世界自然保護基金(WWF)は15日、北極海の氷が観測史上、厚さなど最小レベルになったとして、」
★WWFは、「北極海の氷が観測史上、厚さなど最小レベルになった」と断定していない。報道文として、断定か推定かは重要な区別である。これをきちんと区別しなければ誤報と言っていいであろう。

麻生首相離婚か?(断定を避ける表現であれば、人の噂程度の根拠でもって報道するのは可。)
麻生首相離婚!(断定してしまえば、相当の根拠を持っていなければ誤報)
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4ミスリードにより導かれる可能性のある誤解
Ⅰ)北極の氷は今夏、観測史上最低のレベルになった
Ⅱ)北極は、どんどん暑くなっている
Ⅲ)ホッキョククマの生活圏がなくなるかもしれない
Ⅳ)北極圏の異常な気温上昇は、地球温暖化の予想以上の加速を証明する
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5誤情報の拡散と固定
多くのブログに転載され、誤報は固定されている。
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6結論
英文記事は、WWFの発表を何の検証もせずに載せている。その記事を誤訳し、日本語記事は地球温暖化の危機を扇動する。
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【検証3】

ここから引用:
【北極圏で気温が5度上昇、温暖化へのドミノ現象が原因 米報告】 10月18日AFP
日本語記事(A)
 米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)は17日、氷床の溶解が進んだことなどで今秋の北極圏の気温が平年に比べ5度高い記録的な水準になったと報告書で発表した。

 報告書をまとめた海洋学者ジェームズ・オーバーランド(James Overland)氏は、「さまざまな要因によって引き起こされるドミノ現象が、北極圏ではほかの地域に比べてより明らかに見られる」と述べた。

 地球温暖化などで北極圏の氷床が溶解すると、より多くの海水が太陽光を受けて温められるために気温が上昇すると報告書は警告している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2529904/3442737

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該当英文記事(B)

ここから引用:
Arctic autumn temperature hits record high
WASHINGTON (AFP) – Autumn temperatures in the Arctic region are a record 5.0 degree Celsius (9.0 Fahrenheit) higher than normal due the melting of the ice cap, a National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA) report said Friday.(後略)
http://news.yahoo.com/s/afp/20081017/sc_afp/usclimateenvironmentarcticwarming;_ylt=AieuKKZW38iBUMb2DEE8zI0PLBIF


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記事の元ネタは、NOAAが10月16日付けで発表したニュース(C)
 Annual Arctic Report Card Shows Stronger Effects of Warming
http://www.noaanews.noaa.gov/stories2008/20081016_arcticreport.html
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このニュースは、10月6日付けの"Arctic Report Card"のレポートをもとにしている。(D)
 5° C temperature increases were recorded in autumn
http://www.arctic.noaa.gov/reportcard/atmosphere.html
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1比較
日本語記事(A)

ここから引用:
 米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)は17日、氷床の溶解が進んだことなどで今秋の北極圏の気温が平年に比べ5度高い記録的な水準になったと報告書で発表した。
 
英文記事(B)

ここから引用:
WASHINGTON (AFP) – Autumn temperatures in the Arctic region are a record 5.0 degree Celsius (9.0 Fahrenheit) higher than normal due the melting of the ice cap, a National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA) report said Friday.


2分析検討
★Autumn temperatures を今秋と訳したのは、明らかに誤訳。しかし、秋季と訳してもいったいいつの事なのか?時期がはっきりしない。報道として失格。
★そこで、この記事のもとになっている(C)さらに(D)を見ると、「2005~2007年の10~11月期」ということが分かる。

3誤報
「今秋の北極圏の気温が平年に比べ5度高い記録的な水準になったと報告書で発表した。」
★平年と比べて5度高かったのは、【今秋】ではなく、「2005~2007年の10~11月期」である。明らかな誤報。 実際には、2008年は、2007年より気温は低下している。

4ミスリードにより導かれる可能性のある誤解
Ⅰ)今秋の北極圏の気温は平年より5℃高かった
Ⅱ)北極は、どんどん暑くなっている
Ⅲ)ホッキョククマの生活圏がなくなるかもしれない(写真)
Ⅳ)北極圏の異常な気温上昇は、地球温暖化の予想以上の加速を証明する
★日本語記事、英文記事、さらに、英文レポートでさえ、あいまいな語句が多く、誤解を招きやすい表現が散見される。科学の報告書としても、報道としても質の悪い文章である。意図的なミスリードではないかと疑われても仕方あるまい。

5誤情報の拡散と固定
多くのブログに転載され、誤報は固定されている。

6誤報の訂正
知り合いが上記の誤報を発見し、すばやく当日(10月18日夜)AFPとNHKにメールをした。AFPは、翌日(10月19日)、誤報を訂正(今秋→秋季)。NHKは訂正されぬままニュースはリンク切れになる。

7メールの返信
【誤報指摘に対する返信メール1 AFPより 10月20日】

AFPBBNewsをご利用いただきましてありがとうございます。

お問い合わせの件ですが、
編集部では、○○さまのご指摘を受け、
今秋の北極圏の気温が→北極圏の秋季の気温が
と表現を訂正させていただきました。

この度は貴重なご指摘を頂き誠にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

取り急ぎご報告と御礼まで、
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【誤報指摘に対する返信メール2 NHKより 10月31日】

いつもNHKの番組やニュースをご覧いただき、ありがとうございます。
お問い合わせの件についてご連絡いたします。

先日10月18日のニュース「北極の気温 平均より5度上昇」について誤りのご指摘をいただきました。
あらためて調べてみたところ、ご指摘のとおりでした。NOAAの書き方がいささかあいまいだったため、当方が誤解したものです。
ご指摘ありがとうございました。また、お返事が遅れてしまい、まことに申し訳ございませんでした。併せてお詫び申し上げます
以後このようなことがないよう、十分注意いたします。

今後とも、NHKをご支援いただけますようお願いいたします。
お便りありがとうございました。

NHK報道局
NHK視聴者コールセンター
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8結論
科学報告書を元に、あいまいな英文記事が書かれる。あいまいな英文を誤解して、日本語記事は誤報する。マスコミは、誤報を認めても訂正記事を出さない。

9付記
ロイターは、AFPよりも先に同様の記事を掲載している。
日本語 
北極圏の気温が5度上昇、記録的な水準に=米報告書
http://jp.reuters.com/article/jpEnvtNews/idJPJAPAN-34375320081017
英語
Arctic air temperatures climb to record levels
http://www.reuters.com/article/environmentNews/idUSTRE49F9OE20081016
★英文記事には、fall air temperatures とあるが、日本語記事では、秋という言葉が抜けている。秋と言う言葉を抜いてあるので、いつの話かわからない、あいまい記事になっている。
★時期を特定していないので、通年の平均気温と読むのが普通だろう。そうなると事実に反する誤読となるが、普通に読んで誤読するのであれば、誤報と言っていいのではないかと思う。
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Comment

2010.08.06 Fri 00:03  |  

ちなみに、北極の話も槌田敦が90年代からやってますし、彼も海外からネタを引っ張っていますので起源はさらに古いと思います。ネタとして古いのでIPCCもきちんと把握しています。

http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_es_faq_chap5.pdf

海面上昇に対する北極の氷の寄与はどこにも書かれていないことをご確認下さい。武田先生は早くとも10年前の焼き直しをやっているだけです。

  • #-
  • ESD
  • URL

2010.08.05 Thu 23:49  |  

さて、そもそも「北極の氷が溶けたら、洪水になるかもしれない」という話を、あなたは一体どなたからお聞きになったのでしょうか?少なくとも気候変動に関わる科学者でそんなことを言った人はおそらく居ないと思いますよ。言っていたとすれば、北極【圏】(の陸氷)の事を言ったか、もしくは、比重の差による微小な海面上昇の事を言ったかでしょう。もしそんな変なことを実際に言った科学者をご存じなら是非ともお教え下さい。

アルキメデスの原理は、真水の中に、真水の氷が浮かんでいる場合には氷が融けても水位は変わらないというものです。塩水(海水)の上のほぼ真水の氷(北極)が溶けた場合、その比重の差だけ水面が上昇します。ただしこれは北極全てが溶けても1ミリとかそんなレベルなので、今騒がれていることにはあまり寄与しないのですけれども。

というか、アルキメデスの原理をことさらに強調するような人ほど逆にそういう現象を正しく理解していないのではないかと思えてしまいます。

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