スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

頻発する太陽電池故障

太陽光発電はメンテナンスフリーというのは大嘘 。
長持ちさせるためにメンテナンスが必要と専門家はいっている 。
しかし、メンテナンスの手法も評価法も確立していない。

2012年04月24日 (火)
頻発する太陽電池故障 2012年4月17日(火)放送
http://www.nhk.or.jp/okayama-mogitate-blog/700/118066.html

国は、東京電力福島第一原子力発電所の事故などを受けて、再生可能エネルギーの活用を推進していて、中でも太陽光発電は、企業だけでなく一般の家庭の間でも注目を集めています。

一般的な住宅に太陽電池を導入する場合、かかる費用は、政府や自治体の補助金を除いて、およそ200万円ほどで、決して安くありませんよね。

しかし、その太陽電池の耐久性やメンテナンスのあり方に、課題があることが分かってきました。
黒瀬記者の報告です。

(VTR)





岡山県倉敷市に住む兼安靖さんです。
環境や家計のことを考え、12年前、自宅に太陽電池を設置しました。

購入当時、業者からメンテナンスの必要はないと聞いていたため、10年はそのまま使えると考えていました。
しかし、6年目に急激に発電量が低下したといいます。
結局、兼安さんは半数近くのパネルを交換しました。

【兼安さん】
「販売店の営業の方はメンテナンスは必要だからメンテナンスをちゃんと受けなさいといって売るべきです。それをノーメンテといって売るのは言語同断だと思います。」

設置した太陽電池が数年で壊れるケースは全国的に起きていることがわかってきました。
経済産業省が所管する産業技術総合研究所の研究員などが全国で、調査を行った結果、住宅に設置された太陽電池のおよそ2割が、10年以内に発電量が減り電池パネルの交換を行っている実態が明らかになりました。

調査を行った加藤和彦研究員は、数年で太陽電池が壊れる背景には耐久性の評価基準が十分ではなく定期点検も義務付けられていないことが、あるのではないかと考えています。



【産業技術総合研究所加藤和彦主任研究員】
「一度つけて運転を始めてしまうと屋根の上で故障が起きているのかどうかわからないもので、業界としてもちゃんとした方法がない実態があって、我々としてはそういう方法を見つけて正しい保守点検方法を作っていきたいと思っています。」




太陽電池の耐久性の確保は、今、国際的な課題になっています。
去年12月、東京で開かれた国際会議ではさまざまな意見が出されました。

【中国の大手メーカー担当者】
「我々にはたくさん技術者がいるが、耐久性を高めて保証するのは大変な作業だ。」

【米政府担当者】
「太陽電池の耐久性の基準作りは科学的で現場で実証されたものでなければならない。」

会議で講演した加藤さんは、太陽電池のメンテナンスの仕組みを作ることが不可欠だと訴えました。

【加藤さん】
「不具合を見つけるメンテナンス技術をセットで議論しないと本当の意味でユーザーがハッピーにならないのではないかと思います。」

太陽電池で、実際にはどのような問題が起きているのかを探るため、加藤さんは、今月から研究所で使っている5600枚の太陽電池パネルを詳細に調べはじめました。

加藤さんは、まず赤外線カメラで電池の表面を写しました。



【加藤さん】
「ここに1枚うっすら暖まっているところがありますけど…。」

周りに比べて白いところは、異常な発熱が見られる部分で、電池の回路が切れて発電効率は下がっていると考えられます。

また特殊なカメラで撮影するとパネルの一部が割れていました。



さらにパネルの裏の一部が焦げているのも見つかりました。
電流が集中して、異常な発熱が生じたとみられます。

【加藤さん】
「住宅だとパネルの裏というのはすぐに屋根ですよね。屋根とパネルの間はけっこう枯れ葉が近くにたまっていたり可燃物があるというのはちょっと必ずしも安全ではないということです。」



加藤さんは原因調査と合わせて、より簡単なメンテナンス方法を探ろうとしています。
この装置は、太陽電池に電流が流れているかどうかを音で知ることができます。

【加藤さん】
「これは信号をキャッチしているんで、断線していないと。こっちもちょっと切れかかっていますけどまだシグナルが鳴っていますので受信している。こちら側も受信している。鳴らないですね。鳴らないのでこの付近が断線している」。

値段はおよそ10万円と比較的、他の調査機器よりも安く、メンテナンスを行う業者などへの普及が期待できるとしています。

【加藤さん】
「新エネルギーというのはこれから進めていかなければいけないというのはまちがいないことだとは思うんですが、まだ未熟な部分もありますので、そこを一つ一つ解決していくことで、本当の意味で新エネルギーの普及が進むのではないかなと思います。」

国のエネルギー政策の見直しの中で、大きな柱として位置づけられている太陽光発電。
本格的な普及に向けて保守点検の技術を確立し、信頼性を高めることが求められています。


(VTRおわり)


【三條アナウンサー】
「ここからは黒瀬記者とお伝えします。
黒瀬さん、太陽電池が数年で壊れるケースがあるということですが、技術の進歩によって耐久性は高まっているのではないですか。」

【黒瀬記者】
「はい。かつて10年だった保証が、今では20年が主流となっていることを見ると、高まっていると言えるのかも知れません。
しかし、それを客観的に評価する基準がないため、私たちはメーカーを信じるしかないんです。」

【三條アナウンサー】
「国際的な基準を定める動きは、ないのでしょうか。」



【黒瀬記者】
「あります。じつは岡山で行われているんです。こちらをごらん下さい。
こちらは、瀬戸内市の塩田跡地に設けられた国際的な基準を作るための実験施設です。
日本と中国、それにドイツの4つのメーカーの太陽電池が設置されていて、時間の経過とともに耐久性にどんな変化が出るのか分析しています。
日本では、これから大型の太陽光発電施設、メガソーラーも増えるものとみられ、太陽電池の耐久性やメンテナンスの技術を高めることは喫緊の課題と言えそうです。」


関連記事


Comment

(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://chikyuondanka1.blog21.fc2.com/tb.php/458-6ff411e1
この記事にトラックバック(FC2Blog User)
Copyright © chikyuondanka
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。