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【反科学論3】専門バカ

 専門バカという言葉がある。専門以外のことは、ほとんど知らず、常識はずれなことをして、他人に笑われたり迷惑をかける人のことだ。

 学問の分野とくに、自然科学の分野で、この専門バカが激増している。
原因は、現代の自然科学の知の総量があまりにも大きくなりすぎて、広い分野の知の蓄積を学ぶことは、量的に難しくなっているからだ。いくら頭のいい人でも、限界がある。その限界をはるかに超える知の蓄積があるので、学ぶことが追いつかない。実際、膨大な科学論文が毎日生産されていて、全てに目を通すのは不可能だ。専門家でさえ、レジュメに目を通すだけになっているらしい。しかし、最先端の研究論文を読まなければ、研究はできない。そこで、専門分野を非常に狭くして、解決しているわけだ。

 ニュートンの時代なら、物理学のすべての知の蓄積を個人が理解することが可能だっただろう。その上に立って、新たな理論や知の構築が可能であっただろう。しかし、現代では、ニュートンの知っていたこと(ニュートンの時代の最先端の物理学)など、中学校の教科書に載っているのだ。

 もちろん、情報化社会であるから、情報爆発と呼ばれる情報量の飛躍的増大は、インターネットによって、さらに指数関数的に加速し、自然科学のみではなく、全ての分野に及ぶようになった。その結果、ある分野に精通している人は、他の分野のことをほとんど知らないということが頻発している。現代は、全ての人が専門バカになりつつある。オタクとは、ある趣味の分野に精通している専門バカの名称である。

 しかし、オタクと違って、自然科学の分野の専門バカは、笑って済まされない問題をはらんでいる。なぜなら、専門分野が狭すぎてとんだ間違いを起こす危険があるからだ。もうすでに、それは起こっている。地球温暖化問題では、専門バカ(コンピュータシミュレーションバカ、CO2主因説を前提として研究するバカ、統計の基礎も知らずにグラフを作るバカ)が、脅威を煽っている。

 しかし、地球のメカニズムのように複雑でいくつもの分野の科学を総合して考えるということが必要な問題に関して、誰も確たることが言えなくなっている。
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