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【反科学論5】科学的態度とは、軽薄な態度である

 科学とは人類知の一つであるが、現代では、絶大な信頼を得ている。科学の時代または科学信仰の時代といっていいと思う。過去には、宗教や呪術が絶大な信頼を得ていた時代もあった。

 さて、科学信仰の篤い現代では、科学的態度は、正しく物事を見る態度として、主に学校教育で叩き込まれる。宗教的態度、文学的態度、史的態度などよりも価値の高いものとして扱われているようだ。

 この科学的態度にはいろいろな要素がありそうだが、その中の重要な一つの事柄が忘れられていると思う。

 それは、科学的態度とは、軽薄な態度であるという事だ。
これはどういうことかというと、流行に敏感で、流行が変わって(定説といわれるものが変わって)しまえば、あっさりと昨日の流行(定説)は捨ててしまう態度だ。

 地球温暖化の科学の歴史を見ればそれがよくわかる。

 代表的な人物を紹介しよう。
根本順吉氏(元気象庁予報官)       
【1974年】 「冷えていく地球」出版。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/00223720
【1989年】「熱くなる地球」出版。
http://anzenmon.jp/page/601863   

 根本順吉氏は、1970年代の地球平均気温が下降していた時代にいち早く地球寒冷化説を唱えた人物である。と同時に1980年代になって、地球平均気温が上昇に転じるといち早く地球温暖化論を唱え始めた人物。 なんと流行に敏感な人物であろうか!

 もう一人、

スティーヴン・シュナイダー教授 (スタンフォード大学) 
【1971年】 寒冷化脅威論を「サイエンス」誌上に発表。 
【2007年】IPCCの第2作業部会の報告書の統括執筆責任者として、温暖化脅威論をまとめる。http://www.keieiken.co.jp/monthly/2007/0703-1/  

 え?こんな節操のないインチキ科学者は、例外中の例外だろうって?

 私の言いたいのは、その逆。彼らは科学者として例外なのではなく、標準的なんです。その証拠に、気象庁だって、1970年代には寒冷化レポートを2度にわたって出していますし、今は、温暖化の大宣伝をしています。

 え?気候学者だけだろうって?

 いいえ。科学者というのは、本来こういうものなのです。だって、科学の定説というものは、仮説ですから、新しい理論やデータが出ればすぐに捨てられるものなのです。この流行に敏感で軽薄な態度こそ科学的態度なのです。そして、この軽薄さが科学の力強さの源泉でもあります。

 ですから、私たちは、科学者の言うことをまともに受け取ってはいけません。話半分ぐらいに聞いておいて、不動産屋と同じように疑ってかかることが必要です。この懐疑の態度も重要な科学的態度であります。

 え?お前の言うことなんか信用できない?偏見バリバリ?

 違うんだなぁ。私の独断や偏見じゃないんですよ。私のオリジナルな見解なんていつもないです。いつも誰かの受け売りなんです。今日の話は、素敵な生物学者本田達雄先生からの受け売りでございます。

 本田達雄著「ゾウの時間 ネズミの時間」より抜粋引用

 「それにしても、三分の二乗だといえば、たちまち表面積と情報量とを関係づけて分かったような説明をし、四分の三乗に比例するとなれば、たちまち代謝率と関連づけた説が出てくる。実に科学とは単純明快で、悪く言えば節操がない。ここが科学がおもしろく、力強いところである。」
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