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「温暖化と思考停止」 

ここから引用:
「温暖化と思考停止」  浅 野 純 次さん (経済倶楽部理事長、元東洋経済新報社長) (経済倶楽部講演録、2010 .3)

▼1月末、秋田県経営者協会、秋田・大館両経済倶楽部のお招きで秋田、大館を訪れました。講演では「絆」の経営的意味に若干触れたのですが、コンサルティングで日本中を回っている知人の話では、経営がうまくいっていない会社はどこも社内の絆がうまくいっていない(縦割り組織)か、外部との絆が不十分(顧客軽視)かだそうで、後者はCS、ES、三方よしの原点に帰るのみです。トヨタが公聴会で攻められているのは多分に魔女狩りの趣ですが、問われていたのは内部、外部両面での「絆」だったのかもしれません。

▼秋田は例年になく雪が少なく(ただし12月はたくさん降ったとか)、むしろ雨続きでした。経営者協会の新開会長、高野専務理事も「雪はいくら降っても慣れているけれども、雨は朝凍って滑るので怖い」と。それにしても、1月の秋田の雨にはつい「これも温暖化か」と言ってしまいそうですが、実は過去10年間はむしろ寒冷化現象が続いています。

▼温暖化といえば、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書は日本では絶対的なものとして受け取られています。しかし「20世紀後半の世界的温暖化のほとんどは温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性が非常に高い」という有名な一文にしても、ほとんど  (most of the global warming)とか 可能性が非常に高い(is very likely due to)とか「科学的」とは言えない表現が並び、しかもその根拠はあいまいです。まあ政治的文書と考えればいいのでしょうが、それなら日本も政治的に対応しなければいけません。

▼ヒマラヤの氷河が毎年470億トンも消えていて、温暖化で融解が加速しているという記事がありました(「毎日新聞」2月6日)。でも専門家は「氷河が溶けているのは、90%までがインドから飛んでくる黒い炭素の煙霧質か煤(すす)のせいだ」と言っています。なんでも温暖化というのは思考停止で、古今東西だまされるのは大抵が思考停止状態の思い込みからです。

▼温暖化が世界的大問題になったきっかけはゴルバチョフのアイデアだという説があります(ワート『温暖化の発見とは何か』)。冷戦に代わる飯の種が必要だったというのです。よくわからなかったら、それで誰が得をするか考えよ、というのは定説です。オバマ政権の善意を疑うのは畏れ多いことですが、でも自動車、電池、バイオマス=食料、原子力業界がグリーン・ニューディールで元気をもらっていることは否めません。

▼それ以上に「得をする」で気になるのは、排出権取引です。二酸化炭素削減目標を達成できなかったら、余裕のある途上国に「罰金」を払って相殺するというおかしな制度で、実質的な削減にはなんのメリットもありませんが、これで損をするのは日本、得をするのは途上国とロシア、イギリス、アメリカでしょう。

▼日本だけが割を食う90年基準に馬鹿正直に従う。90年基準なら欧州各国は痛くも痒くもないし、英米は排出権という金融商品の取引で大儲けできると手ぐすね引いています。何兆円も「温暖化対応先進国」の美名のもとにおだてられ、たかられる日本と、排出権という商取引でむしろ日本に恩を売ったと胸を張るであろう途上国。日本国民の税金からそんな無駄金を使い、日本企業の競争力を殺ぐ方向へ日本を誘導することこそ、外国からすれば「外交」なのです。黄門様の印籠ではあるまいし、「温暖化」の前でヘヘェッと思考停止に陥るより、エネルギー、食料確保に全力を挙げ、日本の森林を活かすことにカネを使ったほうが、よほど子孫への贈り物になるのではないでしょうか。
http://oilpeak.exblog.jp/13082023/


地球温暖化対策は、科学の問題ではありません。経済社会問題ですから、これからは、浅野 純次氏のような評論家が大いに活躍することでしょう。下記の内容は、この問題を少し調べれば、当たり前のように出てくる事柄だと思います。その当たり前の事を言う人が今まで少なかったのが異常だったのです。
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