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 『今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機』


ここから引用:
『今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機』(丸山茂徳/KKベストセラーズ)
 2009年12月25 日 初版第一刷発行

 はじめに

 2009年夏、日本は天候不順で冷夏となり、秋になっても平年気温を下回ることが多かった。世界中で地球温暖化を唱える報道が溢れ、「温暖化脅威論」が流布している現実を考えれば、このような異常低温に拍子抜けした人が多かったのではないだろうか。
 私は2009年8月28日深夜に放送された『朝まで生テレビ』(テレビ朝日)に出演した。私や中部大学教授の武田邦彦氏は「温暖化懐疑論」という立場をとらされ、「地球温暖化」を主張する人たちと意見を戦わせることになった。
 科学の論争は人文・社会科学の多くの問題のように、答えがひとつではなく、人間の意志によってどちらかを選択するものではない。科学の論争とは理論が真理を正確に言い当てているのかを争うものだ。だから、地球温暖化問題の本質は温暖化懐疑論か否かではない。
 同番組に出演していた国立環境研究所の江守正多氏は、「懐疑論には、科学の進歩に役に立つ健全な懐疑論と害になる不健全な懐疑論がある」と発言した。科学の進歩に役に立つ懐疑論とは地動説のコペルニクスやガリレオであり、私の懐疑論は科学の進歩の害になる懐疑論だという。こんな暴論まで飛び出しては議論にならない。科学の議論は足の引っ張り合いではないのだ。

 地球温暖化を主張する人たちは、IPCCという国際的な研究機関の見解を信じ込んでいるようだ。国際的な研究機関の権威は確かなものだろうが、そんな権威に疑いを持たない科学者は何のために研究しているのだろう。私は地球温暖化論について根本的に間違っていると言っているのだ。
 IPCCの見解は地球の過去1300年、とりわけ最近の過去50年のデータを中心に検討したものだ。私は、私の知りえる気候変動に関係するあらゆる事象を検討し、地球の歴史46億年ばかりでなく、地球と宇宙の関係まで視野に入れて検討してきた。そこから導き出される結論がIPCCと同じものにならないのは当然だ。
 私の寒冷化論はデンマークの宇宙物理学者、スベンスマークが提案した「宇宙が地球の気候を支配する」という理論、いわゆるスベンスマーク効果を発展させたものだ。スベンスマークは過去50年~15年のデータに基づいて、宇宙線が雲を作るという理論を提案した。私は彼の理論を過去1000年の歴史と気象データに基づいて検証した。すると、宇宙線の量と気象変動の関係は合致することが証明できたのである。宇宙線の効果に加え、太陽活動周期、地球磁場、火山他 21世紀の気候予測に応用すると、地球の寒冷化は間違いないという結論に行き着いたのだ。
 従って、私は懐疑論者ではない。懐疑論者というのは、アメリカのダイソンやフランスのアレグレに代表されるように、IPCCの予測モデルに理論上の正当性がないために、結論を懐疑する人のことを指すのだ。
 科学的な議論を展開するならば、このようなデータと理論に基づく議論を行なうべきで、上げ足をとったり、重箱の隅をつついたりするのは科学の議論ではない。
 私は健全な科学理論の展開の場として、本書を上梓したい。
 現在の地球は、『氷河期』の中の間氷期にあたる。私たちは氷河期の中で暮らしているのだ。氷河期とは地球上のどこかに巨大な氷床が存在する時代のことだ。現在も地球の両極が氷床に覆われていることに疑いはない。地球上に氷床があるうちは、地球の緩衝システムが働き、温室効果ガスによっても容易に気温は上がらないのだ。つまり、現在はこれ以上寒くなることはあっても暖かくなることはなく、いつ寒い日が来るのか心配しなくてはいけない時期なのだ。初冬のぽかぽか陽気を「小春日和」というが、約1万2000年前に始まった間氷期とは、まさにそんな時期である。
 それなのに「温暖化」である。さらに、温暖化が文明を消滅させるとか、生物多様性を破壊させるという。地球温暖化説は地質学や古気候学の常識とはまるで正反対を主張する。私には信じられないことがあちこちで報道されている。
 IPCCは過去50年の気温の上昇は過去1300年間で例のないものだとしている。その気温上昇の元凶は人為起源の二酸化炭素であると断定している。これもまた間違いだ。過去1300年間に異常のなかった気候がこの50年だけ異常なのだという。
 なぜ、過去の気候状況の整理が1300年でしかないのだろうか。地球の歴史は46億年だ。地球の歴史からすると1300年はあまりにも短いほんの一瞬でしかない。
 こんなにも短い期間で、気象の本質を理解するのは難しいのではないだろうか。さらに言えば、二酸化炭素は毒ガスではない。生命になくてはならない物質なのだ。
 これは、同じような研究対象を持つ良心的な研究者の間では共通の認識だ。そして、ここ数年の地球平均気温は低下しているのだ。この間違った学説に世界が踊らされ、政治も経済も動いている。さらに言えば、科学が政治に利用されているのだ。このままでは21世紀の人類社会は大変なことになるのではないだろうか。
 私は研究者としての良心に基づきIPCCを告発する。このまま地球温暖化論が支持され続ければ人類は未曾有の悲劇を味わうことになるだろう。

丸山茂徳(まるやま しげのり)
1949年徳島県生まれ。徳島大学卒業後、金沢大学大学院修士課程、名古屋大学大学院博士課程修了。アメリカスタンフォード大学客員研究員ほかを経て、1989年東京大学助教授となる。1993年より東京工業大学理学部教授、のちに同大学院理工学研究科教授。アリゾナ大学客員教授。地質学者で専攻は地球惑星科学。
1993年地球のマントル全体の動き(対流運動)に関する新理論「プルームテクトニクス」を打ち立て、学会に衝撃を与える。同理論で日本地質学会賞受賞。2000年には米国科学振興協会(AAAS)フェローに選ばれる。2006年紫綬褒章受章。世界に知られた地質学者の権威である。
 
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